整備士として働いていると、周囲からは 「安定していて手に職がある仕事だね」 と言われることが多い。
確かに技術職としてのやりがいはあるし、経験を積めば評価もされる。 私自身も課長職まで経験し、現場作業だけでなく、事務処理・スタッフ対応・クレーム対応など、現場と管理業務の両方を任される立場になった。
責任ある仕事を任されているという充実感はあった。 しかし、28歳になった頃から──
「この働き方を40代・50代まで続けられるのか?」
という不安が強くなっていった。
体力の問題だけではなく、働き方の厳しさ、家族との時間の不足、そして将来のキャリアへの不安。 どれも「今すぐ辞めたい」というほどではないけれど、心の奥にずっと重く残り続けていた。
この記事では、私が整備士を続けることに不安を感じていた理由を 体力・働き方・家族・将来・働き方リスク・決断の軸 の6つの視点から正直にまとめます。
🔵 ① 体力的な限界を感じ始めた
整備士の仕事は体力を使う場面が多い。 課長職になっても、現場作業・管理業務・スタッフ対応・クレーム対応など、肉体+精神の両方に負荷がかかる働き方が続いていた。
28歳を過ぎた頃から、
- 体力は確実に落ちていく
- 仕事の負担はむしろ増えていく
- 疲れが翌日に残る
という現実を強く感じるようになった。
「この働き方を年齢を重ねても続けられるのか?」 という不安は年々大きくなっていった。
🔵 ② 働き方が厳しく、家族との時間が取れなかった
整備士も本来は休まなければいけない。 働き方改革が進んだ今の時代、一般的な会社員は「休むこと」が当たり前になっている。
ただ、私の場合は課長職だったこともあり、 休むとその分の業務が回らなくなる現実 があった。
現場の進行、スタッフ対応、売上管理、トラブル対応── どれも「誰かが代わりにやってくれる」という仕組みではなかった。
結果として、
- 本当は休まなければいけないのに休めない
- 休むと仕事が溜まり、結局休日出勤
- 休むことが“迷惑になる”構造
制度上は休めるはずなのに、 構造的に休めない働き方 になっていた。
この“休めない働き方”が、年齢を重ねるほど大きな不安になっていった。
家族と過ごす時間はほぼゼロ。 妻とゆっくり食事をすることも、犬と散歩することも、 「いつか時間ができたら」と後回しになっていた。
28歳のとき、ふと気づいた。
「この働き方を続けていたら、家族との時間は一生増えない」
その気づきは想像以上に重かった。
働き方がどう変わったのかは、こちらで詳しくまとめています。
👉 整備士から営業職へ転職した僕が感じた働き方のギャップ|メリット・デメリットを正直に語る
🔵 ③ 将来のキャリアに不安を感じていた
整備士は技術職として価値がある。 しかし、キャリアの選択肢は決して多くない。
- 管理職になる
- 現場を続ける
- 他業界に転職する
この3つがほとんど。
課長職まで経験したものの、 28歳の時点でその先の未来を考えたとき、
「このまま同じ働き方を続ける未来しか見えない」
という不安があった。
- 体力が落ちたらどうする?
- 50代になっても現場と管理業務を両立できる?
- 家族との時間はずっと少ないまま?
- 自分の市場価値は上がるのか?
こうした疑問が頭から離れなかった。
整備士の働き方・キャリアの悩みに特化したサービスをまとめています
👉整備士からホワイト職へ転職する方法|おすすめ転職エージェント3選
🔵 ④ 不安を抱えながら働き続けることの危険性
整備士の仕事自体は嫌いではなかった。 むしろ好きだった。
だからこそ、
「不安を抱えながら続ける」という状態が一番危険 だと思った。
- 体力の限界
- 働き方の厳しさ
- 家族との時間の不足
- キャリアの閉塞感
これらは放置しても勝手に解決することはない。 むしろ年齢を重ねるほど問題は大きくなる。
🔵 ⑤ 将来の働き方リスクを減らすために「体力に依存しない職種」を選んだ
転職を考えるうえで大きかったのが「リスク」の視点だった。
もし今の働き方が年齢とともに続けられなくなったとき、 整備士のように “現場に出続けることが前提の職種” では、選べる働き方が限られてしまう。
一方で、営業職やIT営業のように、
- 在宅勤務が可能
- 働く場所の選択肢が広い
- 体力に依存しない
こうした職種の経験を今から積んでおくことは、 将来的な働き方リスクを減らす意味でも大きい と感じた。
もし転職が失敗だったとしても、 「体力に依存しない働き方の経験を積んだ」という事実は必ず残る。
実際に転職して最初に戸惑ったことは、こちらでまとめています。
👉 技術職→営業職へ転職する人が最初に戸惑うこと5選|整備士出身の僕が感じたリアルなギャップ
🔵 ⑥ 最後の決め手は「最高到達点の比較」だった
転職を決めた一番の理由は、 「このまま将来を考えたときに後悔しないか?」 という問いだった。
■ 整備士としての最高到達点
整備士として同じ会社で働き続けた場合の最高到達点は、部長クラスになることだと思う。 しかし実際にその部長たちは、僕たち以上に疲弊していた。
- 責任は増える
- 休みは増えない
- 現場と管理の負荷はさらに重い
「役職が上がっても働き方が楽になる未来はない」 そう感じたことが、将来への不安をより強くした。
■ 営業としての最高到達点
営業はすべての始まりだと思う。 何かを売る、価値を伝える、アピールする── どの企業でも“収益を生み出す中心”は営業であり、会社の成長をつくる部署でもある。
そして営業は、AIに最後まで代替されない仕事だと感じている。 理由はシンプルで、
- 人の感情
- 信頼
- 関係構築
これらは、どれだけAIが進化しても完全には置き換えられないからだ。
営業ができれば、
- 自分で会社を立ち上げる
- 地方に住みながら在宅で都内の仕事をする
- 働く場所を選ばない生き方ができる
- 自分の幸せに合った働き方を選べる
- AI時代でも価値が落ちないスキルを持てる
こうした “選択肢の広い未来” が手に入る。
整備士としての最高到達点よりも、 営業としての最高到達点のほうが、 自分の人生の可能性を広げてくれると感じた。
そして、もし転職が失敗だったとしても、 「挑戦したことを後悔することはない」 と思えた。
この“最高到達点の比較”が、 僕が転職を決めた最後の決め手になった。
🟢 まとめ
整備士を続けることに不安を感じていた理由は、
- 体力的な限界
- 働き方の厳しさ(休めるはずなのに休めない構造)
- 家族との時間の不足
- 将来のキャリアの閉塞感
- 働き方リスク(体力依存)
- AI時代でも価値が落ちない営業という選択肢
- 最高到達点の比較による決断
この7つだった。
整備士という仕事は素晴らしい。 しかし、働き方や将来に不安を感じるなら、 その気持ちを無視しないほうがいい。
この記事が、同じように悩んでいる人の背中を少しでも押せたら嬉しい。
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